四字熟語

満場一致(まんじょういっち)ってどんな意味?

満場一致(まんじょういっち)ってどんな意味?

みなさんは、学校のクラスで何かを決めるとき、みんなの意見がなかなかまとまらなくて困ったことはありませんか?

たとえば、「お楽しみ会で何をするか?」という話し合いのときです。

ある人は「ドッジボールがいい!」と言い、別の人は「クイズ大会がやりたい!」と言いますよね。

きっと、全員の意見を一つにまとめるのは、とっても大変なことだと感じているかもしれませんね。

おうちでも、「今日の夜ご飯、何が食べたい?」とお母さんやお父さんに聞かれたとき、きょうだいで食べたいものが違ってケンカになってしまうこと、ありますよね。

私たち人間は、一人ひとり好きなものも、やりたいことも違います。

だからこそ、みんなの気持ちがバラバラになるのは、ごく自然なことなんですね。

でも、ごくたまに、クラスのみんなや家族の全員が「それがいい!」「大賛成!」と、一つの意見にピタッとまとまる瞬間があります。

そんな、みんなの心が一つになったような素晴らしい瞬間にぴったりの、かっこいい言葉があるのをご存知ですか?

それが今回ご紹介する、満場一致(まんじょういっち)という四字熟語です。

大人たちが真面目なお顔で会議をしているときや、ニュースの放送などでもよく使われる言葉なんですよ。

でも、実は小学生のみなさんの毎日の生活の中でも、楽しく使えるとっても身近な言葉なんです。

この記事では、この魔法のような言葉について、一緒に楽しく探検していきましょう。

読み終わるころには、きっとみなさんも明日から使ってみたくなるはずですよ。

それでは、ゆっくりと読み進めてみてくださいね。

全員の気持ちがピタッと一つになる魔法の言葉

全員の気持ちがピタッと一つになる魔法の言葉

まずは、この言葉がどんな意味を持っているのかを、優しくひもといていきましょう。

この言葉の意味をひとことで言うと、その場にいる全員が、一人の反対もなく同じ意見に大賛成することなんですね。

もう少し詳しくお話ししますね。

たとえば、クラスに30人の仲間がいるとしますよね。

先生が「次の遠足は、動物園と遊園地、どっちがいいですか?」と聞いたとします。

もし、29人が「遊園地がいい!」と言っても、1人だけ「どうしても動物園に行きたいな」と言ったら、それは全員が賛成したことにはなりません。

でも、もし30人全員が、誰一人反対することなく「遊園地がいいです!」と元気よく手を挙げたらどうでしょう。

そのときこそが、まさにこの言葉が当てはまる大チャンスなんですよ。

実は、一人の反対も出ずに全員の意見が同じになるというのは、奇跡のようにとっても珍しくてすごいことなんです。

みんなそれぞれ違う考えを持っているのが当たり前ですからね。

だからこそ、全員の心がぴったりと合ったときは、みんなで「やったー!」と拍手をしたくなるような、うれしい気持ちになると思いませんか?

みなさんも、ぜひそんな素晴らしい場面を頭の中で想像してみてくださいね。

  • 誰も「いやだ」と言わない状態のこと
  • その場にいる全員が「いいね!」と賛成していること
  • みんなの心が一つにまとまった素晴らしい瞬間

これが、この言葉の本当の姿なんですよ。

わかりますよね、なんだか見ているだけで気持ちがスッキリするような、素敵な意味が込められていますよね。

漢字の意味を一つずつ解き明かしてみましょう

漢字の意味を一つずつ解き明かしてみましょう

言葉の意味がわかったところで、今度はこの言葉を作っている4つの漢字について、詳しく見ていきましょう。

四字熟語というのは、4つの漢字がチームを組んで、一つの大きな意味を作っているんですね。

漢字一つひとつに、おもしろい秘密が隠されているんですよ。

探偵になった気分で、一緒に謎解きをしてみませんか?

「満」と「場」にはどんな秘密が隠れているの?

まずは、前半の2つの漢字について考えてみましょう。

最初の漢字は「満」ですね。

みなさんは、「満点(まんてん)」とか「満腹(まんぷく)」という言葉を聞いたことがありますよね。

この漢字には、コップに水がたっぷり入って、これ以上入らないくらいあふれそうな状態という意味があるんです。

そして、次の漢字は「場」です。

これは「場所」や「会場」のことですね。

つまり、「満」と「場」がくっつくと、どんな意味になるでしょうか。

少し想像してみてくださいね。

そうですね、広いお部屋や体育館に、人がいっぱいに集まって満ちあふれている様子を表しているんです。

そこから意味が広がって、「その場にいるすべての人たち」という意味を持つようになりました。

誰も欠けることなく、そこにいる全員のことを指しているんですよ。

  • 「満」は、たっぷりあふれるくらいいっぱいなこと
  • 「場」は、みんなが集まっている場所のこと

この2つが合わさって、「そこにいるみんな全員」という力強い言葉になるんですね。

「一」と「致」はどういう状態なの?

次に、後半の2つの漢字について見てみましょう。

「一」は、数字の1ですね。

これはとても分かりやすいと思います。

バラバラだったものが、たった1つにまとまるというイメージですね。

では、「致」という漢字はどうでしょうか。

少し難しい漢字かもしれませんね。

でも、心配しなくて大丈夫ですよ。

この漢字には、ある場所まで行き着くことや、ピッタリと合うことという意味が隠されているんです。

たとえば、ジグソーパズルで遊んでいるときを思い出してみてください。

最後の1ピースが、空いている穴にピッタリとハマったとき、とっても気持ちがいいですよね。

あの「ピッタリ!」という感覚が、「致」という漢字の意味なんですよ。

だから、「一」と「致」がくっつくと、みんなのバラバラだった意見が、パズルのピースのようにピッタリと1つにくっついて完成した状態を表すんです。

  • 「一」は、1つにまとまること
  • 「致」は、スキマなくピッタリと合うこと

これで4つの漢字すべての秘密が解けましたね。

「その場にいる全員の意見が、ピッタリと1つにくっついた!」という、とってもすっきりする状態を表していることが、よくわかりますよね。

気をつけて!よくある間違いとは?

ここで、みなさんに一つだけ気をつけてほしいことがあるんです。

実は、大人でもよく間違えてしまうポイントがあるんですよ。

もしかしたら、みなさんの周りの人も間違って使っているかもしれませんね。

それは、この言葉を漢字で書くときのことです。

「まんじょう」の「まん」を、数字の「万(まん)」だと勘違いして、「万場」と書いてしまう人がとても多いんです。

たしかに、「一万人の人がいる場所」と考えると、なんとなく意味が通じそうな気もしますよね。

でも、これは絶対に間違えてはいけない、とっても大事な注意ポイントなんです。

どうして「万」ではダメなのでしょうか。

一緒に理由を考えてみましょう。

もし「万場」だとしたら、「一万カ所の場所」という意味になってしまいます。

私たちが言いたいのは、場所の数ではありませんよね。

今、自分がいるこの場所に、人がたっぷりと満ちていることが大切なんです。

だからこそ、「満ちる」という漢字を使わなければいけないんですね。

  • 間違いやすい漢字の代表例です
  • 数字の「万」ではなく、たっぷり入る「満」を使います

もし、お友達や家族が「万」の字を書いていたら、「ここはたっぷり満ちるという意味の漢字を使うんだよ」と、優しく教えてあげてくださいね。

きっと、「すごいね!物知りだね!」とビックリされると思いますよ。

日常生活の中で実際に使ってみましょう

さて、言葉の意味も漢字の秘密もバッチリわかりましたね。

ここからは、私たちが毎日過ごしている生活の中で、どんなふうにこの言葉を使えばいいのかを見ていきましょう。

なんだか難しい会議でしか使えない言葉だと思っていませんでしたか?

そんなことはないんですよ。

小学生のみなさんの学校生活や、おうちでの時間にも、この言葉が登場するチャンスはたくさん隠れているんです。

楽しい物語を読みながら、使い方を練習してみましょう。

学校編:学級会でのワクワクする決まりごと

まずは、学校の教室を想像してみてください。

今日は、帰りの会の時間を使って、来月の「クラスのお楽しみ会」で何をするかを決める学級会が開かれています。

司会の日直さんが、みんなの前に立って意見を聞いています。

日直さん「みんな、お楽しみ会でやりたいことはありますか?」

すると、いつも元気なAくんが手を挙げました。

Aくん「体育館で、思いっきりドッジボール大会がやりたいです!」

それを聞いたクラスのみんなの目が、キラキラと輝きました。

Bさんも「私もドッジボールがいい!この前負けたからリベンジしたい!」と言います。

Cくんも「ぼくも大賛成!ドッジボールならクラス全員で楽しめるよ!」と笑顔です。

日直さんは、他の意見がないかクラス全体を見渡しました。

日直さん「他にやりたいことがある人はいますか?」

教室はシーンとして、誰も手を挙げません。

どうやら、みんなの心はすっかりドッジボールで決まっているようです。

日直さん「それでは、お楽しみ会はドッジボール大会に決定してもいいですか?賛成の人は手を挙げてください!」

すると、バサッ!という音とともに、クラス30人全員の手が、天高く真っすぐに挙がったのです。

先生も、後ろでニコニコしながら手を挙げてくれています。

こんなとき、日記や作文にこう書いてみると、とってもかっこいいんですよ。

  • 「お楽しみ会の内容は、クラスの満場一致でドッジボールに決まりました。」

どうですか?

ただ「みんなでドッジボールに決めました」と書くよりも、誰一人として反対する人がいなくて、みんなが心からやりたがっている様子が、文字から飛び出してくるように伝わってきますよね。

おうち編:今日の晩ごはんは何にする?

次は、みなさんのおうちでの出来事をのぞいてみましょう。

日曜日の夕方、家族みんなでリビングのテレビを見てくつろいでいます。

お母さんが、少し困ったようなお顔でキッチンから声をかけました。

お母さん「ねえみんな、今日の晩ごはん、何が食べたい?」

いつもなら、ここから家族の熱い話し合いがスタートしますよね。

お兄ちゃんは「絶対にお肉!焼肉がいい!」と言うし、妹は「甘いオムライスが食べたいな」と言って、お父さんは「うーん、さっぱりとお刺身がいいね」と、意見がバラバラになるのがいつもの風景です。

でも、今日はちょっと様子が違いました。

実はさっきまで、テレビで「おいしい手作りハンバーグの特集」をやっていたんです。

画面には、肉汁がジュワッとあふれる大きなハンバーグが映っていました。

お母さんの質問を聞いて、お兄ちゃんが真っ先に答えます。

お兄ちゃん「ハンバーグ!絶対にハンバーグがいい!」

すると、妹も目を輝かせて言いました。

妹「私もハンバーグ!チーズをのせてほしい!」

お父さんも、お腹をさすりながら大きくうなずいています。

お父さん「お父さんも、テレビを見ていたらハンバーグの口になってしまったよ。大賛成だ!」

もちろん、お母さんもニコニコ笑顔です。

お母さん「ふふふ、実はお母さんもハンバーグの材料を買ってあるのよ。じゃあ、決まりね!」

家族4人の気持ちが、ハンバーグという一つの目標に向かってピタリと重なった瞬間です。

こんな楽しい出来事があった翌日、学校でお友達にこうお話ししてみませんか?

  • 「昨日の晩ごはんはね、家族の満場一致でハンバーグになったんだよ!」

この言葉を使うだけで、家族みんながどれだけハンバーグを食べたかったのかが、お友達にもリアルに伝わると思いませんか。

みんなの心が同じ方向を向いたという事実を伝えるのに、とても便利なんですね。

家族編:次の日曜日、どこにお出かけする?

もう一つ、楽しい場面を想像してみましょう。

春休みの初日、お父さんがうれしそうな顔で提案をしてくれました。

お父さん「明日の日曜日、せっかくだから家族でお出かけしようか。どこに行きたい?」

お出かけの行き先を決めるのは、家族にとって一大イベントですよね。

お母さんは「新しくできたショッピングモールに行きたいわ」と提案しました。

お姉ちゃんは「私は水族館でイルカのショーが見たい!」と主張します。

そして、あなたは「大きな公園で、新しく買ってもらった自転車の練習がしたいな」と言いました。

さあ、困りました。

3つの意見が出てしまって、このままでは決まりそうにありません。

お父さんが腕組みをして、うーんと悩んでいます。

そこでお父さんが、素晴らしいアイデアをひらめきました。

お父さん「そうだ!それなら、海辺にある大きな公園に行こう。そこなら自転車の練習もできるし、隣には水族館もある。帰り道にショッピングモールにも寄れるよ。どうかな?」

その提案を聞いた瞬間、お母さんもお姉ちゃんも、そしてあなたも、顔を見合わせてパッと笑顔になりました。

お母さん「それは素晴らしいわね!お買い物もできるし!」

お姉ちゃん「イルカも見られる!最高!」

あなた「自転車も乗れる!お父さんすごい!」

誰も我慢することなく、みんなの希望が叶う最高のプランが見つかりました。

反対する人は、もちろん誰もいませんよね。

こんなふうに、みんなが心の底から納得して「いいね!」と言えたときも、この言葉の出番です。

  • 「お父さんの素晴らしいアイデアに、家族全員が満場一致で賛成しました。」

それぞれ違った意見を持っていた人たちが、話し合いを重ねて最後には全員が笑顔で同じ結論にたどり着いた。

そんな平和で温かい話し合いのゴールを表現するのにも、この言葉はピッタリなんですね。

もしかしたら、こんな時にも使えるかもしれませんね

ここまで読んでくれたみなさんは、もうこの言葉の使い方のプロフェッショナルですね。

学校や家族での話し合い以外にも、たとえばこんな場面でも使えそうですよ。

  • お友達と遊ぶ約束をするとき(「公園で鬼ごっこしよう!」にみんなが賛成したとき)
  • テレビでオーディション番組を見ているとき(審査員全員が「合格!」の札を挙げたとき)

世の中には、いろんな人たちの気持ちが一つになる瞬間がたくさんあふれています。

そんな場面を見つけたら、「あ、これってあの言葉が使えるぞ!」と、心の中でこっそりつぶやいてみてくださいね。

今日の大切なおさらいを一緒にしてみましょう

さて、ここまで一緒に探検してきて、いかがでしたか?

最初は少し難しそうに見えた四字熟語も、意味や秘密を知ると、とっても親しみやすくて便利な言葉だと感じられたのではないでしょうか。

最後に、今日お話しした大切なポイントを、もう一度一緒に振り返ってみましょう。

復習をすることで、頭の中にしっかりと記憶されますからね。

まず、この言葉の正しい意味はなんでしたっけ?

そうです、そこにいる全員が、一人も反対することなく同じ意見に賛成することでしたね。

「多数決で多い方が勝つ」というのとは違って、全員の気持ちがピッタリと合わさるという、とっても奇跡的な素晴らしい状態のことでした。

そして、漢字の秘密も忘れないでくださいね。

数字の「万(まん)」ではなく、人がたっぷりと満ちているという意味の「満(まん)」を使うのが、とっても大事なポイントでした。

テストに出ても、これで絶対に間違えませんね。

さらに、ジグソーパズルのようにスキマなくピタッと合う「致」という漢字が、みんなの心が一つになる様子を見事に表していました。

  • 意味:全員の意見が一つにまとまること
  • 漢字:万場ではなく、満ちる場所と書くこと
  • 場面:みんなが笑顔で「大賛成!」と言っているときに使う

この3つのポイントを覚えておけば、もう完璧ですよ。

みなさんの言葉の宝箱に、また一つ素敵な言葉が加わりましたね。

明日、さっそく周りの人をビックリさせてみませんか?

さあ、これでみなさんは、この魔法のような言葉を自由自在に使いこなせるようになりました。

新しい言葉を覚えたら、すぐに声に出して使ってみたくてウズウズしてきませんか?

私は、みなさんが明日、学校やおうちでこの言葉をどんなふうに使うのか、想像するだけでとってもワクワクしています。

たとえば、明日の給食の時間がチャンスかもしれません。

みんなが大好きなカレーライスが出たとき、お友達に「今日の給食のカレー、最高においしいよね!」と話しかけてみてください。

周りのみんなが「うん、最高!」「おかわりしたい!」と笑顔で賛成してくれたら、あなたの出番です。

「やった!みんなカレーが大好きで、満場一致だね!」と、元気よく言ってみましょう。

きっとお友達は「えっ、すごいかっこいい言葉知ってるね!」とビックリして、尊敬のまなざしを向けてくれるかもしれませんよ。

お父さんやお母さんにも、ぜひ今日の夜、「この言葉の意味、知ってる?」とクイズを出してみてください。

そして、「万場って書くのは間違いなんだよ」と、漢字の秘密まで教えてあげたら、ご両親もきっとあなたの成長に驚くはずです。

言葉を知るということは、自分の気持ちや周りの様子を、もっと素敵に、もっと正確に伝えられるようになるということです。

これからも、たくさんの言葉と仲良くなって、毎日の生活をもっともっと楽しく豊かなものにしていってくださいね。

私たちも、一緒に言葉の探検ができることを、これからも楽しみにしています。

さあ、明日はどんな場面でみんなの気持ちが一つになるでしょうか。

ワクワクしながら、その瞬間を待っていてくださいね!