四字熟語

五里霧中(ごりむちゅう)ってどんな意味?

五里霧中(ごりむちゅう)ってどんな意味?

みなさん、こんにちは。
毎日の生活の中で、ちょっと難しい言葉に出会うことってありますよね。
たとえば、本を読んでいるときや、テレビを見ているときに、四字熟語が出てきて、「えっ、それってどういう意味だろう?」と不思議に思ったことはありませんか?
きっと、お子さんに聞かれて「どうやって説明しようかな」と悩んでしまうお父さんやお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
今回一緒に見ていくのは、五里霧中(ごりむちゅう)という言葉です。
漢字が四つ並んでいて、なんだかかっこいい響きですよね。
でも、この言葉には、まるで映画や昔話のような、とってもワクワクする秘密が隠されているんですよ。
大人も子どもも思わず「へぇ〜!」と言ってしまうような、この言葉の本当の意味や、驚きのストーリーを、私たちも一緒に探検してみませんか?
もしかしたら、明日すぐに学校やおうちで使いたくなっちゃうかもしれませんね。
それでは、さっそく言葉の世界へ出発しましょう!

まるで深い霧の中?先が見えなくて迷ってしまう状態のこと

まるで深い霧の中?先が見えなくて迷ってしまう状態のこと

五里霧中という言葉を聞いて、みなさんはどんな景色を思い浮かべますか?
朝早く起きたときや、高い山に登ったときに、周りが真っ白な霧に包まれて、少し先の景色も見えなくなってしまったことはありませんか。
右を向いても左を向いても真っ白で、どこへ進めばいいのかわからなくなってしまいますよね。
実はこの言葉、まさにそんなふうに、周りが全然見えなくて迷ってしまう様子を表しているんですね。
辞書などの難しい言葉で説明すると、物事の状況や手がかりがつかめず、先の見通しが立たず、どうしてよいか分からない状態のことなんです。
ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「どうしよう、さっぱりわからないよ〜!」とすっかり迷ってしまったときのことだと思ってくださいね。

ここで、実は、心の中の迷いや不安にもこの言葉が使われるという、面白いポイントをお話ししますね。
本当の霧が出ていなくても、心の中がモヤモヤして、次に何をすればいいのかわからなくなってしまうことってありますよね。
そんなとき、「わたしの心の中は、今、深い霧の中にあるみたいだ」という意味で、この言葉を使うことができるんですね。
大人も子どもも、毎日いろんなことに挑戦していると、時には迷ってしまうことがありますよね。
だからこそ、この言葉はとっても使いやすくて、気持ちを上手に伝えられる便利な表現なんですよ。

漢字一つ一つの意味をひも解いてみましょう

さて、四字熟語を覚えるときは、漢字をバラバラにして意味を考えてみると、とってもわかりやすくなるんですね。
一緒に一つ一つの漢字を見ていきましょうか。
まず、「五」は数字の5ですよね。
次に、「里」というのは、昔の距離の長さを表す言葉なんですよ。
一里がだいたい4キロメートルくらいなので、「五里」というと、なんと約20キロメートルもの長〜い距離になるんですね。
そして、「霧」は、空気を白くぼやけさせるあのモヤモヤした霧のことです。
最後の「中」は、その真ん中にいるということです。
これらを全部くっつけると、「約20キロメートルも続く、すっごく広くて深い霧の中にぽつんと立っている」という景色が頭に浮かんできませんか?
そう想像してみると、どれだけ周りが見えなくて困っているかが、手に取るようにわかりますよね。

この言葉を理解するためのポイントを、いくつかまとめてみますね。
・目の前が真っ白になって、進む方向がわからない状態のこと
・手がかりがなくて、どうしたらいいか迷っている気持ち
・心の中のモヤモヤや、方針が決まらないときにも使える
これだけ覚えておけば、もうこの言葉の意味はバッチリですね。
きっと、みなさんも「あ、あのときの気持ちはこれだったんだ!」と思い当たる経験があるのではないでしょうか。
言葉の意味がわかると、自分の気持ちをぴったりの言葉で表現できるようになって、なんだか嬉しくなりますよね。

むかしむかしの中国のお話!不思議な魔法が言葉のルーツに

むかしむかしの中国のお話!不思議な魔法が言葉のルーツに

意味がわかったところで、今度はこの言葉がどうやって生まれたのか、そのルーツを探ってみましょう。
四字熟語には、昔の人の驚くようなお話が隠されていることがたくさんあるんですね。
この言葉も、今から約2000年も前の中国の出来事がきっかけで生まれたと言われています。
まるでファンタジー映画や、昔ばなしのような不思議なお話なんですよ。
どんなお話なのか、とっても気になりますよね。
歴史の本をめくるような気持ちで、一緒にタイムスリップしてみましょう!

後漢という時代の「張楷」さんのお話

むかしむかし、中国の「後漢」という時代に、ある一人のすごい男の人がいました。
その人の名前は、張楷(ちょうかい)という立派な学者さんでした。
張楷さんは、本を読んだり勉強したりするのが大好きな、とても賢い人だったんですね。
彼の知識は素晴らしくて、国中から「ぜひ私たちにいろいろなことを教えてください!」と、たくさんの人が押しかけてくるほどの大人気だったんです。
でも、張楷さんは静かに暮らすのが好きだったので、「毎日毎日、たくさんの人が来てしまって、自分の時間が全然ないなぁ。少し静かに過ごしたいな」と困ってしまったんですね。
みなさんも、たまには一人で静かに遊びたいのに、周りがにぎやかすぎて困っちゃったこと、ありませんか?
張楷さんも、きっと同じような気持ちだったのかもしれませんね。

なんと五里四方に霧を出す魔法

そこで張楷さんは、とんでもない方法を思いつきました。
なんと彼は、仙人(せんにん)が使うような不思議な術を使って、五里(約20キロメートル)も続く深い霧を出したというのです!
シュワシュワーっと白い霧を出して、自分の家の周りを真っ白に包み込んでしまったんですね。
これには、張楷さんに会いに来た人たちもびっくり仰天です。
「あれれ?張楷さんの家はどっちだ?右も左も真っ白で、全然見えなくなってしまったぞ!」と、すっかり道に迷ってしまったんですね。
この不思議なお話は、『後漢書』という古い歴史の本にしっかりと記録されているんです。
このエピソードから、次のような状況を表す言葉として使われるようになったんですね。
・霧に包まれて周りが見えなくなること
・方向がわからず、手探りで進むしかないこと
・どうしていいか判断できず、迷ってしまうこと
張楷さんが静かに過ごすために使った不思議な術が、こんなに長い時間を超えて、今の私たちが使う言葉になっているなんて、本当に驚きですよね。
歴史のロマンを感じて、なんだかワクワクしてきませんか?

夢中ではなく霧中!間違えやすいポイント

ここで、言葉を使うときにちょっと気をつけたいポイントを一つお話ししますね。
この言葉を書くとき、よくある間違いがあるんです。
それは、最後の二つの漢字を「夢中」と書いてしまうことなんですね。
「ゲームに夢中になる」とか「テレビに夢中になる」といったときの「夢中」という言葉は、私たちもよく使いますよね。
響きが似ているので、ついつい間違えてしまいそうになりますが、これは誤りなんです。
本当の漢字は「霧の中」と書きます。
だって、張楷さんが魔法で出したのは「夢」ではなくて、「霧」でしたよね。
深い霧の中で迷ってしまう状態だから、「霧中」が正しいんですね。
もし、お友達が五里夢中と間違って書いていたら、「張楷さんが霧を出すお話から来ているんだよ」と優しく教えてあげてくださいね。
実は、大人でも間違えやすい漢字なので、これをバッチリ覚えておけば、みんなから「すごいね!」と褒められちゃうかもしれませんね。

学校やおうちで使ってみよう!楽しい使い方とセリフ集

言葉の意味と不思議な由来がわかったら、今度は実際にどうやって使うのかが気になりますよね。
四字熟語って、ちょっと難しいから作文の中でしか使えないのかな、と思うかもしれません。
でも、実は日常の色々な場面で使えるとっても便利な言葉なんですよ。
ここでは、小学生のみなさんが毎日過ごしている「学校」や「おうち」を舞台にして、楽しい使い方を紹介していきますね。
もしかしたら、みなさんの毎日の生活の中にも、この言葉がぴったり当てはまる瞬間がたくさんあるかもしれませんよ。
親子で一緒に読みながら、「あ、こんなふうに使えばいいんだ!」と声に出して楽しんでみてくださいね。

学校生活でのあるあるシーン

学校では、毎日新しいことを勉強したり、お友達と遊んだりして、いろいろな出来事がありますよね。
時には、難しくて「うーん」と頭を抱えてしまうことも、誰にでも起こる身近な出来事です。
そんな学校生活のひとコマで、どんなふうに言葉が使えるか見てみましょう。

算数のテスト勉強がうまくいかないとき

明日はいよいよ算数のテスト。
主人公のケンタくんは、一生懸命ノートを開いて勉強を始めました。
でも、応用問題のページを開いた途端、難しい図形や計算がたくさん並んでいて、目が点になってしまいました。
「あれ?この公式はどうやって使うんだっけ?さっきまでわかっていたはずなのに、なんだか頭の中がごちゃごちゃしてきたぞ……。」
ケンタくんは鉛筆を持ったまま、すっかり手が止まってしまいました。
こんなとき、ケンタくんはこう言うことができます。
「うわ〜、この算数の応用問題が難しすぎて、今の僕の頭の中はすっかり五里霧中だよ〜!」
このセリフ、とっても状況が伝わってきませんか?
「さっぱりわからなくて、どうやって解いたらいいか見当もつかない」というケンタくんの困った気持ちが、四字熟語一つでビシッと表現できていますよね。
もし学校で難しい問題に出会ったら、お友達と一緒に「お互い五里霧中だね」なんて笑い合ってみると、少し心が軽くなるかもしれませんね。

おうちでの日常シーン

次は、おうちの中での出来事を見てみましょう。
日々の家事や生活の中でも、ちょっとしたハプニングってたくさんありますよね。
そんなときこそ、この言葉の出番なんですよ。

探し物が見つからないお母さん

ある日の夕方、お母さんが慌てた様子で部屋の中をあちこち探し回っています。
「おかしいわね。さっきまで手に持っていたはずのスマートフォンの充電器が、どこにもないのよ。」
お母さんは、引き出しを開けたり、ソファのクッションの裏をのぞいたりしていますが、一向に見つかりません。
「台所にもないし、玄関にもないし……もしかして冷蔵庫の中?いや、さすがにそれはないわよね。」
すっかり途方に暮れてしまったお母さんは、ため息をついてこう言いました。
「どこにしまったかしら?手がかりが全くなくて、もう五里霧中になっちゃったわ。」
いかがですか?
まるでお母さんの周りに、白い霧が立ち込めてしまったかのような情景が浮かんできますよね。
探し物が見つからなくて、どこを探せばいいのか全く見当がつかない。
そんな困った状況にも、この言葉はぴったりと当てはまるんですね。
もし、おうちで誰かが探し物をしていたら、「今は五里霧中だね、一緒に探してあげるよ!」と声をかけてあげると、きっと喜んでくれますよ。

家族とのお出かけや会話のシーン

お休みの日に家族でお出かけするときにも、思いがけないトラブルが起こることがありますよね。
そんなときでも、ちょっとユーモアを交えて言葉を使えば、ピンチも楽しい思い出に変わるかもしれません。

道に迷ってしまったお父さん

今日は家族みんなで、初めて行く大きな公園へドライブに出かけました。
お父さんは自信満々に車のハンドルを握っていましたが、途中でカーナビの画面が急に真っ暗になってしまいました。
「あれっ、カーナビが壊れちゃったぞ!ええと、次の交差点を右だったかな……それとも左だったかな……。」
周りには目印になるような看板もなく、同じような田んぼの景色が広がっています。
お父さんは車を停めて、スマートフォンで地図を調べようとしましたが、なんと電波も届きません。
お父さんは頭をかきながら、困った顔でこう言いました。
「まいったなぁ。カーナビが壊れて、お父さんの頭の中も五里霧中になっちゃったぞ。どっちに進めばいいか、さっぱりわからないや!」
これを聞いて、後部座席に座っていた子どもたちも大笑い。
「お父さん、それって昔の中国の人が霧を出したお話と同じ状況だね!」なんて会話が弾めば、迷子になった時間も楽しいドライブの一部になりますよね。
道に迷ったという実際の状況と、心が迷っているという状況の両方にうまくかかっていて、とっても上手な使い方ですよね。

今日のおさらい!迷ったときに思い出す言葉

さて、ここまで言葉の意味や由来、そして楽しい使い方を一緒に見てきましたが、いかがでしたか?
ちょっと難しそうに見えた四字熟語も、こうして中身を一つずつひも解いていくと、とっても親しみやすくなりますよね。
最後に、今日学んだ大切なポイントを一緒におさらいしておきましょう。
この言葉は、先が見えなくてどうしていいか分からない状態のことでしたね。
そして、その驚きの由来は、中国の歴史書『後漢書』に登場する張楷さんが、自分の周りに深い霧を出して姿を隠したという不思議なお話から来ていました。
間違えやすいポイントも覚えていますか?
夢の中ではなくて、霧の中。
だから「五里夢中」は間違いで、正しくは「五里霧中」なんですよね。
ここまでの探検で、みなさんはもうこの言葉の達人になりましたね。
言葉の意味だけでなく、その裏側に隠されたストーリーまで知っているなんて、本当に素晴らしいことだと思います。
きっと、これから本を読んだり、誰かとお話ししたりするときに、この言葉が出てきたら、「あ、あの張楷さんの霧のお話だ!」と、すぐにイメージが頭に浮かぶはずですよ。

言葉の引き出しを増やして、明日からもっとお話を楽しんでみませんか?

新しい言葉を知るということは、自分の気持ちをぴったりの形で相手に伝えるための、素敵なプレゼントをもらったようなものですよね。
言葉を知ることは、世界を広げる魔法のようなものなのかもしれません。
迷ってしまって困ったとき、「どうしよう、わからないよ!」と言うだけでなく、「今はちょっと五里霧中だから、少し休んでから考えよう」と言えたら、なんだかかっこいいですし、心にも少しゆとりができそうですよね。
みなさんも、ぜひ明日から、学校やおうちでこの言葉を口に出して使ってみてくださいね。
・お友達と勉強していて迷ったとき
・おうちで探し物が見つからないとき
・家族でお出かけして道に迷ったとき
いろんな場面で、この言葉がみなさんを助けてくれるはずです。
お父さんやお母さんも、お子さんがこの言葉を使ったら、「おっ、かっこいい言葉を知っているね!」とたくさん褒めてあげてくださいね。
親子で一緒に言葉の由来を話しながら笑顔になれたら、私たちもとっても嬉しいです。
これからも、不思議で面白い言葉の世界を、一緒に楽しく探検していきましょうね!