
「よし、今日から毎日、お小遣い帳をつけるぞ!」と新しいノートを買って決意したのに、数日後にはすっかり忘れてしまった…なんてこと、ありませんか?
これって気になりますよね。
実は多くの人が、同じように感じているんですね。
大人も子どもも、何か新しいことを始めたときはすごくやる気があるのに、いつの間にかやめてしまうことって、本当によくあると思います。
そんなときに使われるのが、三日坊主という言葉です。
「あーあ、また続かなかった…」と落ち込んでしまうかもしれませんが、安心してくださいね。
実はこの言葉には、ちょっと面白い歴史があったり、決して悪い意味ばかりではなかったりするんですね。
一緒に、この言葉の本当の意味や楽しい使い方を探っていきましょう。
すぐに飽きて続かないこと

この言葉を一度は聞いたことがある読者さんも多いかもしれませんね。
この言葉の意味は、ずばり何かを始めてもすぐに飽きて長続きしないことなんですね。
また、そうやってすぐにやめてしまう飽きっぽい人のことを指して言うこともあります。
たとえば、「今日から毎日、お風呂掃除のお手伝いをする!」と宣言したのに、次の日には忘れてしまい、その次の日には面倒くさくなってしまう…。
そんな経験、誰にでもありますよね。
新しいことを始めるときは、誰でもワクワクしてやる気に満ちあふれているものです。
でも、そのやる気をずっと燃やし続けるのは、とても難しいことなんですね。
だからこそ、途中でやめてしまったときに、「あーあ、またやっちゃった」と少し笑いながら言うときに使われます。
ここで大切なのは、この言葉には少しからかうような意味が込められているということです。
本気で怒っているときというよりは、「またすぐやめちゃったね」と、家族やお友達と笑い合いながら指摘するような、少し柔らかい雰囲気があるんですね。
辞書などを引いてみると、似たような言葉として、気分がコロコロ変わることを表すお天気屋や、すぐに飽きてしまう飽き性といった言葉も紹介されています。
こうした言葉がたくさんあるということは、きっと昔から人間はそういう生き物だったということかもしれませんね。
だから、続かなくてもあまり自分を責めすぎないでくださいね。
昔の修行僧が逃げ出したのが始まり

この言葉がどこから来たのか、由来を知るともっと面白くなるかもしれませんね。
実は、この言葉には何百年も前から伝わる、ちょっと驚くようなストーリーがあるんですね。
昔の人の生活を想像しながら、一緒に見ていきましょう。
修行が辛くてすぐやめるお坊さん
この言葉に入っている「坊主(ぼうず)」というのは、お寺にいるお坊さんのことです。
昔、立派なお坊さんになろうとして、家族と離れてお寺に入り、厳しい修行を始める人たちがいました。
お坊さんの修行といえば、朝はとっても早く起きなければならず、ご飯も少しだけで、冷たい水で体を清めたり、長い時間じっと座っていたりと、本当に大変なんですね。
最初のうちは「絶対に立派なお坊さんになるぞ!」と燃えていても、あまりの厳しさに耐えきれなくなる人がたくさんいたとされています。
そして、厳しい修行に耐えられず普通の生活に戻ってしまった人の姿を見て、周りの人たちが揶揄(やゆ)したのが始まりなんですね。
揶揄するというのは、少しからかって笑う、という意味です。
お手本になるはずのお坊さんがすぐにあきらめてしまったという事実が、当時の人たちにとっては少し面白おかしく見えたのかもしれませんね。
そこから転じて、何でもすぐにやめてしまうことを三日坊主と呼ぶようになったんですね。
昔の人もみんな、辛いことを続けるのは苦手だったんだなと思うと、なんだかホッとしますよね。
本当に「3日」でやめるの?
ここで一つ、疑問が湧いてきませんか?
「なんで、二日でも四日でもなく、三日なの?」ということですよね。
これって気になりますよね。
実は、この言葉の「三日」というのは、とても短い期間を表すための例えなんですね。
ですから、ピッタリ3日間という意味ではないということに注意してくださいね。
1日でやめてしまっても、1週間でやめてしまっても、「すぐにやめてしまった」という状況なら、同じように使えるんです。
日本の言葉には、「石の上にも三年」や「三度目の正直」など、「三」という数字を使った言葉がたくさんありますよね。
昔から「三」という数字は、区切りが良くて、覚えやすい象徴的な数字としてよく使われてきたんですね。
だから、「とても短い時間」を表現するときに、自然と「三日」という言葉が選ばれたのかもしれませんね。
そう思いませんか?
なんで私たちはすぐにやめてしまうの?
さて、昔のお坊さんでさえ逃げ出してしまうほど、物事を続けるのって難しいんですね。
でも、どうして私たちは、あんなにやる気満々で始めたことでも、すぐに飽きてしまうのでしょうか。
その理由を知ると、きっと気持ちが楽になると思いますよ。
高い目標を立てすぎているかも?
一番よくある理由は、最初から頑張りすぎてしまうことなんですね。
たとえば、「今日から毎日、腕立て伏せを100回やるぞ!」と決めたとします。
最初の日は気合いが入っているので、なんとかできるかもしれません。
でも、次の日は筋肉痛で体が痛くて、「今日は休もう…」となってしまいますよね。
このように、いきなり高すぎる目標や無理な計画を立ててしまうことが、続かない大きな原因なんですね。
誰だって、最初から完璧を目指しすぎると必ず途中で疲れてしまうものなのです。
「絶対に毎日やらなきゃいけない」という完璧主義な考え方が、自分を苦しめているのかもしれませんね。
わかりますよね、はりきりすぎて息切れしてしまうことって、私たちにもよくあることなんです。
少しだけ続けるためのヒント
では、どうすれば少しでも長く続けることができるのでしょうか。
いろんな専門家の意見を調べてみると、とても簡単な方法があるんですね。
それは、毎日無理なくできるくらい小さくて具体的な行動にすることなんです。
腕立て伏せなら、「毎日100回」ではなく、「毎日1回だけやる」と決めるんです。
「えっ、1回だけでいいの?」と思うかもしれませんが、それでいいんですね。
1回だけなら、どんなに疲れていても、「まぁ1回ならやるか」と思えますよね。
そして、もう一つ大切なのは、できなかった日があってもまた次の日から再開すれば大丈夫というおおらかな気持ちを持つことです。
1日休んでしまったからといって、「もうダメだ」とあきらめず、「よし、今日からまた始めよう」と思えれば、それは立派な習慣をつくるコツなんですね。
私たちも、こういう優しい気持ちで新しいことに挑戦していきたいですね。
学校やおうちで使ってみよう!楽しい使い方
ここからは、実際にどんなふうにこの言葉を使えばいいのか、身近なシーンを想像しながら見ていきましょう。
普段の生活の中で、思わずクスッと笑ってしまうような場面がたくさんあるはずです。
みなさんの周りでも、似たようなことが起きていないか、一緒に探してみてくださいね。
学校の休み時間でのあるあるシーン
学校の休み時間に、お友達と一緒に遊ぶときのことです。
「ねえ、今日からみんなで毎日、大縄跳びの特訓をしようよ!」と、誰かが言い出しました。
みんなも「いいね!やろうやろう!」と大盛り上がりです。
最初の数日は、汗をかきながら楽しくジャンプしていました。
ところが、1週間もたつと、一人減り、二人減り……。
気がつけば、「やっぱり今日は鬼ごっこにしよっか」と、誰も大縄跳びをしなくなってしまいました。
まさに、友達同士で新しい遊びを始めたのにすぐ別の遊びに移ることですよね。
こんなとき、先生が笑顔で「あらあら、みんなの大縄跳びは、もう終わっちゃったの?すっかり三日坊主ね」なんて言うかもしれませんね。
大人だけでなく子どもたちの世界でもよくある光景なので、お友達同士で「うちら、すぐ飽きちゃうね!」と笑い合うのも楽しいコミュニケーションになりますよ。
こんな風に、みんなで笑える場面で使うといいですね。
おうちの日常でのあるあるシーン
今度は、おうちの中での出来事を想像してみましょう。
ある日、家族会議で「今日から、テレビゲームは1日1時間まで!」という新しいルールが決まりました。
最初の数日は、タイマーをセットして、みんなできちんと時間を守っています。
でも、週末になると「今日はお休みの日だから特別ね」となり、次の日も「いいところだから、あと少しだけ…」と時間が延びていきます。
いつの間にか、タイマーをセットする人もいなくなり、元の生活に戻ってしまいました。
これは、おうちでの新しい決まりごとがいつの間にか消えてしまうことですね。
他にも、お小遣い帳をつけることや、お風呂掃除のお手伝いの約束など、おうちの中にはすぐに終わってしまうことがたくさんあります。
そんなとき、「せっかく決めたルールだったのに、我が家はみんなで続かなかったね」と笑い合うことができますよね。
家族みんなが少しずつルールを忘れてしまうというのも、よくあるほっこりするエピソードかもしれませんね。
誰も完璧じゃないんだな、と思うと、少し安心しませんか?
家族との会話でのあるあるシーン
最後は、お父さんやお母さんのエピソードです。
ある日、お父さんが新しいランニングシューズを買ってきて、「よし、健康のために明日から毎朝走るぞ!」と力強く宣言しました。
最初の日は、早起きして汗だくになって帰ってきて、「朝の空気は気持ちいいな!」と嬉しそうにしています。
でも、次の日は「今日は少し雨が降りそうだからお休みしよう」。
その次の日は「昨日の仕事で疲れているから休もう」。
気がつけば、ピカピカのランニングシューズは靴箱の奥にしまわれたままになっています。
そんなとき、お母さんが笑いながら、「お父さんのジョギング、また続かなかったわね」とツッコミを入れるんですね。
こうやって、家族の失敗を笑い飛ばしてコミュニケーションを深めることができるんです。
お父さんやお母さんだって実は長く続けるのが苦手だということがわかると、子どもたちもなんだか安心しますよね。
失敗を責めるのではなく、お互いの苦手なところを認め合うことで、家族の絆がもっと深まるかもしれませんね。
外国の人にも伝わる?英語での言い方
ちょっとした雑学ですが、この言葉を外国のお友達に伝えたいときは、どうすればいいのでしょうか?
これって気になりますよね。
実は、完全に同じ意味の英単語は存在しないとされているんですね。
お坊さんが修行から逃げ出す、という日本の歴史から生まれた言葉なので、そのまま英語にするのは難しいんです。
でも、とても飽きっぽい性格やすぐにあきらめてしまう人という意味を伝える英語はちゃんとあります。
たとえば、「I get bored easily.(私はすぐに飽きてしまいます)」と言うと、「飽きっぽいんだね」ということが伝わります。
また、「I'm a quitter.(私はすぐにあきらめる人です)」という言い方もあるんですね。
このように、海外の言葉でも、人間の飽きっぽさを表す表現があると思うと、世界中の人が同じような悩みを抱えているんだなとわかって、なんだか嬉しくなりますよね。
もし外国の人とお話しする機会があったら、ぜひ「日本にはこういう面白い言葉があるんだよ」と教えてあげてくださいね。
きっと、「どこの国でも人間は同じだね!」と笑い合えるかもしれませんね。
長く続かなくても始めたことが素晴らしい
ここまで、すぐにやめてしまうことについてたくさんお話ししてきました。
「やっぱり、長続きしないのは良くないことなのかな…」としょんぼりしてしまったさん、いらっしゃいませんか?
でも、どうか安心してくださいね。
最近では、この言葉を前向きに捉える考え方がとても増えているんですね。
大切なのは、自分の特性として受け入れて新しいことに挑戦した証拠だと考えることなんです。
たとえ3日で終わってしまったとしても、その3日間、あなたは確実に新しいことに挑戦しましたよね。
最初から「どうせ続かないからやらない」と言って何もしない人と比べたら、勇気を出して一歩を踏み出したことは、本当にすごいことなんですよ。
やらないよりは少しでもやったほうが確実に前に進んでいるとされています。
もしかしたら、その挑戦はあなたには少し合っていなかっただけかもしれません。
何度やめてしまっても、また別の新しいことにチャレンジすればいいんですね。
そうやっていろんなことを試していくうちに、「あ、これは楽しい!ずっと続けられそう!」と思える宝物に出会えるはずです。
だから、やめてしまった自分を責めるのではなく、「これは私には合わなかったな」と自己理解を深めるチャンスだと考えてみてくださいね。
私たちも、そんな風にポジティブに考えていきたいですよね。
明日から気楽に言葉を使ってみよう
さて、いろんな角度からこの言葉について見てきましたが、いかがでしたか?
昔のお坊さんのエピソードから始まり、家族との楽しい会話まで、本当に親しみのある言葉ですよね。
これからは、自分が何かをすぐにやめてしまったときでも、落ち込む必要はありません。
自分の弱さを責めずに笑いながら次に進んでいくことが、何よりも大切なんですね。
何度も繰り返すうちに本当に好きなことが見つかるものです。
だから、もしお友達や家族が何かをすぐにやめてしまったら、「出た!三日坊主だね!」と、優しく笑い飛ばしてあげてください。
きっと、その場がパッと明るくなって、また新しいことに挑戦するエネルギーが湧いてくるはずです。
明日、学校やおうちで、ぜひ気楽にこの言葉を使ってみてくださいね。
みなさんの毎日が、新しい挑戦と笑顔でいっぱいになりますように、応援しています!