
テレビやポスターなどで、このような言葉を見聞きしたことはありませんか。
「老若男女」は、少し読み方が難しい四字熟語です。でも、意味を知ると、学校や家庭、地域の行事など、身近な場面で使えることがわかります。
老若男女(ろうにゃくなんにょ)とは、年齢や性別に関係なく、あらゆる人々を表す四字熟語です。
今回は、老若男女の意味や読み方、漢字の成り立ち、例文、似ている言葉との違いを、小学生にもわかりやすく紹介します。
最後には、親子で挑戦できる3択クイズもあります。
老若男女(ろうにゃくなんにょ)の意味とは?
老若男女は、「ろうにゃくなんにょ」と読みます。
「お年寄りも若い人も、男性も女性も」という意味から、年齢や性別を問わない、あらゆる人々を表します。
例えば、小さな子どもからお年寄りまで、さまざまな年代の人が集まるお祭りを想像してみましょう。
そんなときには、「老若男女が集まるお祭り」と表現できます。
小学生向けにひと言で説明すると?
老若男女とは、「子どもも大人も、お年寄りも、みんな」という意味です。
例えば、次のような場面で使えます。
- 子どもからお年寄りまで、いろいろな人が参加するお祭り。
- 年齢や性別に関係なく楽しめるボードゲーム。
- 幅広い年代の人に親しまれている音楽。
- 地域のさまざまな人が参加する清掃活動。
なお、「老若男女」は、あらゆる人々をまとめて表す言葉です。
そのため、「その場所にいる人が一人残らず参加した」という意味ではありません。
老若男女の漢字にはどんな意味がある?
老若男女は、「老若」と「男女」という二つの言葉を組み合わせています。
「老若」はお年寄りと若い人
「老」は、年を重ねた人、つまりお年寄りのことです。
「若」は、若い人を表します。
「老若」と並べることで、若い人からお年寄りまで、幅広い年齢の人々を表しています。
「男女」は男性と女性
「男」は男性、「女」は女性を表します。
この二つを組み合わせた「男女」は、性別の違いを表す言葉です。
「老若=お年寄りと若い人」「男女=男性と女性」。この二つを合わせて、年齢や性別を問わない人々を表します。
漢字には「子ども」という文字がありませんが、もちろん子どもも含まれます。
また、現在では性別のあり方が多様であることも踏まえ、特定の性別だけを対象にしないことを明確にしたい場合には、「年齢や性別を問わず、どなたでも」といった表現も使えます。
なぜ「ろうにゃくなんにょ」と読むの?
老若男女で特に間違えやすいのが読み方です。
「老若男女」は、「ろうじゃくだんじょ」と読んでしまいそうになりますが、辞典に掲載されている標準的な読み方は「ろうにゃくなんにょ」です。
漢字の音読みには種類がある
漢字の音読みには、「呉音(ごおん)」や「漢音(かんおん)」など、歴史的な違いがあります。
中国から伝わった漢字の読み方は、伝わった時期や経路などによって異なることがあります。
例えば、「若」という漢字には「ジャク」と「ニャク」という音読みがあります。
「男」にも「ダン」と「ナン」、「女」にも「ジョ」と「ニョ」という音読みがあります。
老若男女では、「若」を「ニャク」、「男」を「ナン」、「女」を「ニョ」と読みます。
これらの読みは、伝統的な音読みのうち呉音に当たります。
ただし、老若男女という四字熟語そのものが、いつ、誰によって作られたのかを、この読み方だけから断定することはできません。
間違えやすい読み方に注意
次のように覚えておきましょう。
- 標準的な読み方:ろうにゃくなんにょ
- 間違えやすい読み方:ろうじゃくだんじょ
- 間違えやすい読み方:ろうにゃくだんじょ
老若男女の読み方は「ろう・にゃく・なん・にょ」と区切って覚えるのがコツです。
老若男女の由来は?
老若男女は、「老若」と「男女」という、反対の意味を持つ言葉を組み合わせた表現です。
お年寄りと若い人、男性と女性を並べることで、あらゆる人々を表しています。
中国の特定の古典や、歴史上の人物の出来事に由来する故事成語として、明確な出典が定まっているわけではありません。
漢字の意味と伝統的な読み方を理解しておくと、言葉の成り立ちを覚えやすくなります。
老若男女の使い方と例文
老若男女は、幅広い年齢や性別の人々について説明するときに使います。
特に「老若男女を問わず」「老若男女に人気がある」「老若男女が集まる」といった表現がよく使われます。
学校生活での例文
- 「地域の運動会には、老若男女を問わず多くの人が参加した。」
- 「学校の文化祭には、老若男女が楽しめる展示が用意されていた。」
- 「この絵本は、老若男女に親しまれている作品だ。」
- 「老若男女が参加する交流会で、子どもたちが合唱を披露した。」
家庭や日常生活での例文
- 「このボードゲームは、老若男女を問わず楽しめる。」
- 「地元のお祭りには、老若男女が集まってにぎわっていた。」
- 「その歌手の曲は、老若男女に広く知られている。」
- 「老若男女が参加できるイベントを家族で探している。」
大人の会話や仕事での例文
- 「老若男女に親しまれる商品を目指して開発を進めた。」
- 「この施設は、老若男女を問わず利用しやすい設計を目指している。」
- 「地域の防災訓練には、老若男女が参加した。」
「老若男女を問わず」はどういう意味?
「問わず」は、「関係なく」「区別せず」という意味です。
そのため、「老若男女を問わず」は、年齢や性別に関係なく、という意味になります。
例えば、「老若男女を問わず参加できます」という案内があれば、年齢や性別による参加対象の制限がないことを伝えています。
ただし、実際にイベントへ参加する場合は、参加費や会場の設備など、ほかの条件も確認しましょう。
老若男女と似ている四字熟語
男女老幼(なんにょろうよう)
男女老幼は、男性も女性も、お年寄りも子どもも含む、あらゆる人々を表します。
老若男女と非常に近い意味を持つ四字熟語です。
「老若男女」は若い人とお年寄り、「男女老幼」はお年寄りと幼い人を対にしている点に違いがありますが、どちらも幅広い人々を表します。
老若貴賤(ろうにゃくきせん)
老若貴賤とは、年齢や身分の高低に関係なく、あらゆる人々を表す言葉です。
「貴賤」は、身分が高いことと低いことを意味します。
老若男女が年齢や性別の違いに注目するのに対し、老若貴賤は年齢や身分の違いに注目しています。
「猫も杓子も」とはどう違う?
「猫も杓子も(ねこもしゃくしも)」という言葉も、たくさんの人々を表すときに使われます。
ただし、老若男女とは少し意味が違います。
- 老若男女:年齢や性別を問わず、あらゆる人々。
- 猫も杓子も:誰も彼も、みんなが同じことをしている様子などを表す。
例えば、「猫も杓子もスマートフォンに夢中だ」という表現では、誰も彼も同じことをしているという、やや皮肉を含む言い方になる場合があります。
一方、「老若男女がスマートフォンを利用している」という文章なら、幅広い年代や性別の人々が利用していることを表します。
老若男女を英語で表すと?
老若男女に近い英語表現として、次のような言い方があります。
- people of all ages and genders:あらゆる年齢・性別の人々。
- people of all ages:あらゆる年代の人々。
- men and women of all ages:あらゆる年代の男性と女性。
例えば、次のように表現できます。
This event is open to people of all ages and genders.
意味:「このイベントは、年齢や性別を問わず参加できます。」
場面に合わせて英語表現を選びましょう。
親子でチャレンジ!老若男女の3択クイズ
ここまで学んだことを、クイズで確認してみましょう。
問題:老若男女の意味として正しいのはどれ?
- お年寄りと若い人だけのこと。
- 年齢や性別に関係なく、あらゆる人々のこと。
- 家族や親戚だけのこと。
答えと解説を見る
正解は②です。
老若男女は、年齢や性別に関係なく、あらゆる人々を表します。
①は若い人とお年寄りに対象を限定しているため不十分です。③のように家族や親戚だけを表す言葉でもありません。
覚えるときは、「老若=お年寄りと若い人」「男女=男性と女性」という二つの組み合わせを思い出しましょう。
老若男女についてのよくある質問
Q. 老若男女の正しい読み方は?
「ろうにゃくなんにょ」と読みます。
Q. 老若男女は四字熟語なの?
はい。年齢や性別を問わず、あらゆる人々を表す四字熟語として辞典に掲載されています。
Q. 老若男女には子どもも含まれるの?
はい。子どもや赤ちゃんも含めた、幅広い年代の人々を表します。
Q. 老若男女は「ろうじゃくだんじょ」と読んでもいいの?
辞典に掲載されている標準的な読み方は「ろうにゃくなんにょ」です。学校の国語や試験では、この読み方を覚えておきましょう。
Q. 老若男女は日常会話でも使える?
はい。「老若男女を問わず楽しめる」「老若男女に人気がある」など、日常会話でも使うことができます。
まとめ|老若男女は年齢や性別を問わない人々のこと
老若男女の意味や使い方を振り返ってみましょう。
- 読み方は「ろうにゃくなんにょ」。
- 意味は、年齢や性別に関係なく、あらゆる人々を表すこと。
- 「老若」はお年寄りと若い人、「男女」は男性と女性を表す。
- 「老若男女を問わず」は、年齢や性別に関係なくという意味。
- 似た四字熟語には「男女老幼」「老若貴賤」などがある。
- 標準的な読み方を間違えないように注意する。
老若男女を覚えるポイントは、「子どもからお年寄りまで、年齢や性別を問わない、あらゆる人々」という意味と、「ろうにゃくなんにょ」という読み方です。
地域のお祭りやイベント、学校の行事など、幅広い人々が集まる場面で使ってみてくださいね。