四字熟語

好機到来(こうきとうらい)の意味とは?由来・例文・千載一遇との違いを解説

「今なら挑戦できそう!」「ずっと待っていたチャンスが来た!」

そんなふうに感じたことはありませんか?

例えば、入りたかったクラブの募集が始まったときや、練習してきたことを発表できる機会が訪れたとき。

「よし、今がチャンスだ!」とわくわくすることがありますよね。

そんな場面で使える四字熟語が、「好機到来(こうきとうらい)」です。

この記事では、好機到来の意味や読み方、漢字の成り立ち、由来、学校や家庭での例文、似た四字熟語との違いを、小学生にもわかりやすく解説します。

目次+

好機到来(こうきとうらい)の意味とは?

好機到来とは、何かをするのに適した、またとないよい機会が訪れることを意味する四字熟語です。

読み方は「こうきとうらい」です。

例えば、サッカーの試合で相手の守備が崩れ、ゴールを狙いやすい状況になったとします。

そんなとき、「好機到来だ!」と表現できます。

チャンスが訪れたことを表すため、必ず得点できるという意味ではありません。

小学生向けにひと言で説明すると?

好機到来とは、「今がチャンス!というときが来たこと」です。

例えば、次のような場面で使えます。

  • ずっと入りたかったクラブで、新しい部員の募集が始まった。
  • 練習してきた特技を披露できる発表会が開かれることになった。
  • 試合中、相手の守備にすきができて、得点を狙えるようになった。
  • 挑戦したかったコンクールに参加できる機会が訪れた。

このように、自分の目標や希望を実現するためのよい機会が訪れたときに使います。

うれしいことが起きたら何でも好機到来?

好機到来は、単にうれしい出来事が起きたという意味ではありません。

例えば、偶然お菓子をもらってうれしかっただけなら、通常は好機到来とは言いません。

一方、以前から参加したかった大会の募集が始まったなら、その大会に挑戦するチャンスが来たので「好機到来」と言えます。

大切なのは、何かをするためのよい機会が訪れたかどうかです。

好機到来の漢字にはどんな意味がある?

好機到来は、「好機」と「到来」に分けると意味が理解しやすくなります。

「好機」はよい機会

「好」は、好ましいことや、よいことを表します。

「機」は、物事を行うきっかけや機会を意味します。

つまり、「好機」は何かをするのに適したよい機会ということです。

例えば、「得意な絵を発表する好機を得た」という使い方ができます。

「到来」はやって来ること

「到来(とうらい)」は、ある時期や機会などがやって来ることです。

「春の到来」「新しい時代の到来」などの表現にも使われます。

「好機」はよい機会、「到来」はやって来ること。二つを合わせて、絶好のチャンスが巡ってくることを表します。

好機到来の由来は?

好機到来は、「好機」と「到来」という二つの言葉を組み合わせた四字熟語です。

「好機」はまたとないよい機会、「到来」は時期や機会がやって来ることを意味します。

この二つを組み合わせることで、何かを始めたり目標を達成したりするのによい機会が訪れることを表しています。

特定の歴史上の人物や出来事から生まれた故事成語として、明確な出典は確認できません。

そのため、由来を覚えるときは、漢字の意味を中心に理解するとよいでしょう。

好機到来の使い方と例文

好機到来は、目標に向かって行動するのによいチャンスが訪れたときに使います。

「好機到来だ」「まさに好機到来」「好機到来と感じる」などが代表的な使い方です。

学校生活での例文

  • 「ずっと入りたかった合唱クラブで部員の募集が始まった。まさに好機到来だ。」
  • 「得意な絵を発表できるコンクールが開催されると聞き、好機到来だと感じた。」
  • 「クイズ大会で得意な歴史の問題が出た。好機到来とばかりに回答ボタンを押した。」
  • 「学級委員に挑戦したかったので、立候補を受け付けると聞いて好機到来だと思った。」

スポーツでの例文

  • 「サッカーの試合でゴール前にスペースができ、好機到来となった。」
  • 「相手チームのミスでボールを奪った。まさに好機到来だ。」
  • 「逆転を狙っていたチームに、好機到来と言える場面が訪れた。」

家庭や日常生活での例文

  • 「欲しかった自転車が値下げされた。買い替えを考えていた家族にとっては好機到来だ。」
  • 「以前から習いたかったピアノ教室に空きが出た。私には好機到来だった。」
  • 「近所で料理コンテストの参加者を募集している。料理好きの姉にとっては好機到来だ。」
  • 「憧れの作家に質問できるイベントが開かれ、読書好きの兄は好機到来だと喜んだ。」

仕事や大人の会話での例文

  • 「新しい企画の担当者を募集すると聞き、自分のアイデアを提案する好機到来だと感じた。」
  • 「海外進出の条件が整い、会社にとって好機到来となった。」
  • 「希望していた部署で新しいプロジェクトが始まり、好機到来だと思った。」
  • 「新しい市場に参入するチャンスが生まれ、好機到来と判断した。」

好機到来は、目標に向けて挑戦したり、行動したりするのによいタイミングが訪れた場面で使うと自然です。

親子の会話で好機到来を覚えてみよう

例文1:クラブ活動に挑戦するとき

子ども:「ずっと入りたかったクラブが、新しい部員を募集するんだって!」

お母さん:「それはよかったね。今まで募集がなかったんだよね。」

子ども:「うん!まさに好機到来だね。応募してみようかな!」

例文2:サッカーの試合

子ども:「今日の試合、相手のゴール前が空いた瞬間があったんだ!」

お父さん:「それはシュートのチャンスだったね。」

子ども:「うん。好機到来だと思ってシュートしたよ!」

例文3:発表会に参加するとき

子ども:「今度、ピアノの発表会で好きな曲を演奏できるんだって!」

お母さん:「ずっと練習してきた曲だよね。」

子ども:「そうなの。好機到来だから、頑張ってみる!」

好機到来と時機到来の違いは?

好機到来と似た四字熟語に「時機到来(じきとうらい)」があります。

好機到来はよい機会が訪れること

好機到来は、何かをするのに都合のよい機会や、絶好のチャンスが訪れることです。

例文:「希望していた大会の募集が始まり、好機到来となった。」

時機到来は行動するのによい時が来ること

時機到来は、何かを始めるのに最も適した時がやって来ることです。

例文:「十分に準備を重ね、いよいよ新しい事業を始める時機到来となった。」

二つの言葉は意味が非常に近く、同じ場面で使えることもあります。

ただし、好機到来は「よいチャンス」、時機到来は「行動するのに適した時」という点を意識すると、違いを覚えやすいでしょう。

好機到来と千載一遇の違いは?

「千載一遇(せんざいいちぐう)」も、よい機会を表す四字熟語です。

千載一遇は、めったに巡ってこないほど貴重な機会を意味します。

「千載」は千年、「一遇」は一度出会うことです。

例えば、世界的に有名な研究者から直接指導を受けられる機会が訪れたなら、「千載一遇のチャンス」と表現できます。

好機到来はよい機会が訪れたことに、千載一遇はその機会が非常に珍しく貴重であることに注目しています。

四字熟語 意味のポイント
好機到来 よいチャンスが訪れること
時機到来 物事を始めるのに適した時が来ること
時節到来 待ち望んでいたよい機会が巡ってくること
千載一遇 めったにない貴重な機会に恵まれること

好機到来の反対語・対照的な言葉

好機到来には、一般的に決まった対義語があるわけではありません。

ただし、対照的な状況を表す言葉には次のようなものがあります。

時期尚早(じきしょうそう)

物事を始めるには、まだ時期が早すぎることです。

例文:「十分な準備ができていないため、大会に出場するのは時期尚早だと判断した。」

好機到来が「今がよい機会だ」という意味なのに対して、時期尚早は「今はまだ早い」という意味です。

好機を逸する(こうきをいっする)

「逸する」は、チャンスなどを逃してしまうことです。

「好機を逸する」は、よい機会を逃すことを意味します。

例文:「応募期限を忘れてしまい、コンクールに参加する好機を逸した。」

好機到来とは対照的な状況ですが、厳密な対義語というわけではありません。

好機到来を使うときの注意点

必ず成功するという意味ではない

好機到来は、チャンスが訪れたことを表します。

例えば、試合中にシュートのチャンスが訪れても、必ず得点できるとは限りません。

成功するかどうかは、その後の行動によって変わります。

ただの幸運とは違う

単にうれしい出来事が起こっただけでは、好機到来とは言えない場合があります。

「今日は給食がカレーだった。好機到来だ」という文章では、何をするためのチャンスなのかがわかりにくいでしょう。

一方、「料理コンテストの募集が始まった。得意なカレー作りに挑戦する好機到来だ」なら自然です。

チャンスが訪れても、あわてる必要はない

好機到来は、すぐに行動するよう命令する言葉ではありません。

応募条件を確認したり、必要な準備を整えたりすることも大切です。

よい機会が訪れたら、落ち着いて自分にできることを考えましょう。

好機到来を英語で表すと?

好機到来に近い英語表現には、次のような言い方があります。

  • A great opportunity has come.:すばらしい機会が訪れた。
  • Now is my chance!:今が私のチャンスだ!
  • A golden opportunity:絶好の機会。

例えば、次のように使えます。

Now is my chance!

意味:「今が私のチャンスだ!」

小学生にも覚えやすい、好機到来に近い英語表現です。

好機到来の意味を3択クイズで確認しよう!

問題:次のうち、「好機到来」の使い方として正しいのはどれでしょう?

  1. 「ずっと参加したかった大会の募集が始まった。まさに好機到来だ。」
  2. 「今日は特に何もする予定がないけれど、好機到来だ。」
  3. 「試合に勝ったので、勝利という結果そのものを好機到来と呼ぶ。」
答えと解説を見る

正解は①です!

好機到来は、何かをするのに適した、よい機会が訪れることです。

①は、以前から参加したかった大会に挑戦できる機会が訪れたので、自然な使い方です。

②は、何をするためのチャンスなのかわかりません。

③は、勝利という結果を表していますが、好機到来は結果ではなく、よい機会が訪れることを表します。

好機到来についてのよくある質問(FAQ)

Q1. 好機到来の読み方は?

「こうきとうらい」と読みます。

Q2. 好機到来は四字熟語なの?

はい。学研『四字熟語辞典』にも収録されている四字熟語です。

Q3. 好機到来はどんな意味?

またとないよい機会や、絶好のチャンスが訪れることです。

Q4. 好機到来と時機到来は同じ意味?

意味は非常に近い言葉です。好機到来はよい機会が訪れること、時機到来は行動するのに適した時が来ることを表します。

Q5. 好機到来は成功したときにも使える?

成功そのものを表す言葉ではありません。成功につながるような、よい機会が訪れたことを表します。

Q6. 好機到来の反対語は?

一般的に決まった対義語はありませんが、「時期尚早」や「好機を逸する」は対照的な状況を表す言葉です。

Q7. 好機到来と千載一遇の違いは?

好機到来はよい機会が訪れたこと、千載一遇はめったにないほど貴重な機会に恵まれることを表します。

まとめ|好機到来は絶好のチャンスが訪れること

好機到来の意味と使い方を振り返ってみましょう。

  • 読み方は「こうきとうらい」。
  • 意味は、何かをするのによい機会が訪れること。
  • 「好機」はよい機会、「到来」はやって来ること。
  • 学校・家庭・スポーツ・仕事など、さまざまな場面で使える。
  • 成功そのものではなく、チャンスが来たことを表す。
  • 似た四字熟語には「時機到来」「時節到来」「千載一遇」がある。
  • 好機到来は、必ず成功することを保証する言葉ではない。

好機到来を覚えるポイントは、「目標や希望を実現するための、よいチャンスが訪れること」です。

何かに挑戦できる機会が巡ってきたら、この四字熟語を思い出してみましょう。

そして、チャンスを生かせるように、できることから挑戦してみてくださいね。

参考資料